Saturday 19 January 2013

フランスの車といえば・・

今回は、車好きのみなさんにも、そうでないみなさんにも楽しい、
プジョー博物館 Musée de l'aventure Peugeot をご紹介します!


プジョー博物館


ライオンがトレードマークのプジョー
フランス車と聞けば、まずプジョーを思い出すのは私だけじゃないはず!
プジョー博物館
1975年~1995年まで使われていたロゴ



何を隠そう、プジョーはフランシュ・コンテから生まれた会社!

私の住むモンベリアーの隣町、Valentigneyヴァロンティニェが発祥で、
当時プジョー一家は製造業を営んでいました。

プジョー博物館
1930年代にあった8つの工場は、
今も姿を変えてほとんどが運営しています。


創設は1810年。
当初はコーヒーミルやペッパーミルを作っていたプジョー。

最初は、車の会社ではなかったんですね!


プジョー博物館
1840年から作られていたコーヒーミル




プジョー博物館
初代のペッパーミルたち




1852年~1870年まで、
クリノリン(Crinoline)という、スカートを膨らませる骨組みを作っていました。



プジョー博物館
1858年には月に25000個のクリノリンを製造していた。


製造業だったプジョーを、自動車メーカーにしたのが、この方。
最初の社名は、"Les fils de Peugeot Frères"でした。(「プジョー兄弟の息子たち」という意味)

プジョー博物館
創設者のアルモン・プジョー氏


最初は自動車ではなく、自転車を製造。
1882年から作られていた自転車は、こんな形!

プジョー博物館
"Le Grand Bi"と呼ばれている。


1905年~1918年台のコレクション


プジョー博物館
Style 69 Bébé


プジョー博物館
イタリア生まれEttore BugattiのデザインしたBébé Peugeot(1913年)


プジョー博物館
子供用もありました!



プジョー博物館




プジョー博物館
初代左ハンドル車、Peugeot 163 (1923年)


プジョー博物館
 パリ・モーターショーに出展された、当時最新のモデルPeugeot 401(1935年)


プジョー博物館
201カブリオレ 屋根を開けると4人乗りになるのが特徴(1930年)



プジョー博物館



プジョー博物館
色と形がかわいい!!


プジョー博物館
302カブリオレ 20年代~30年代によく見られたスタイル(1936年)


プジョー博物館



プジョー博物館
Peugeot 404


プジョー博物館
この時代のモデルがお気に入り!


プジョー博物館
映画「タクシー4」で使われていたPeugeot407




プジョー博物館


200年以上の歴史があるプジョー。
さすが、見ごたえのある内容の博物館でした!

プジョー博物館ホームページ

Monday 7 January 2013

音楽好きのための街、ブザンソン

今回ご紹介するのは、フランシュ・コンテ地方で一番大きい街、Besançon(ブザンソン)


モンベリアーから、車で南に1時間ぐらいのところにあります。


今日は、毎年9月に行われる「ブザンソン国際音楽祭」Festival international de musique de Besançon Franche-Comté をピックアップします。

1948年に始まったこの音楽祭は、フランスで最も古いクラシック音楽のフェスティバルといわれています。

その中で2年に一度開催される、若手指揮者の登竜門、
「ブザンソン国際指揮者コンクール」Concours international de jeunes chefs d'orchestre は、
世界的指揮者、小澤征爾さんが優勝したことでも有名です。

Artists Management M.Hirasa Ltd.

他にも佐渡 裕さんや下野竜也さん、最近だと2011年に垣内悠希さんが優勝していて、
大きい街ではないけど、多くの日本人が音楽で活躍しているこの街に、とても親近感が湧くのでした。

ブザンソン国際音楽祭ホームページ


毎年、夏になるとジャズやロックのライブも多くなって、さらに街が活気づいてきます。
天気がよければ、オープンカフェでゆっくりするのも、ひとつの楽しみ!

サン・ピエール教会(Eglise Saint-Pierre)と、
9月8日広場(Pl du 8 Septembre)




去年のジャズ・フェスティバル



Thursday 3 January 2013

ベルギー

明けましておめでとうございます。
2013年もフランシュ・コンテのいろんなこと、載せていこうと思いますので
よろしくお願いします♪

さて今年最初は、
去年のクリスマス・マーケットで紹介していなかった残りの部分。

招待国は、ベルギーのワロン地方でした。
そこでは、「ジルのカーニバル」(Carnaval de Binche) というユネスコ無形文化遺産があります。

800人もの町の男性たちが、みんな同じ格好をしてステップを踏み続ける、というお祭り。
ヨーロッパ最古のこのお祭りが見られるというので、見に行ってきました!


「ジル」という名前の道化師たち

配っていたオレンジをもらえなかった!



メガネは知識人、ヒゲは金持ちを意味している



ほんとうなら、このお面をかぶって行進するはずなんですが、
タイミングが悪かったのか、今回は見られませんでした。
残念!

NHKの「世界遺産 時を刻む」で、特集を見て初めて知ったこのお祭り。
まさか、こんな近くで見られるとは思わなかった。

今年は、2/10-12に開催されるようです。興味のある方はぜひ!